兄ちゃんが帰ってきたと思ったら、ミク姉は必死でご飯を炊飯器に戻していた。
「お兄ちゃん帰ってきちゃった!?どうしようこれ...怒られちゃう!?」
「ミク、落ち着きなさい。カイトはそんなことで怒ったりしないわよ。...特にミクなら。」
「え、最後のは何!?どういう意味!?」
「わーご飯できてたんだー!おいしそ...ぬおぅ!!」
ピクッとミク姉が肩を上げた。兄ちゃんの声だ。
「おお!何?この大盛り食べていいの?ホント?やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
お前それ全部食べる気か。
「えっ?あの、お兄ちゃんコレは...」
「ありがとうミク!」
「あ、うん///」
礼を言われてちょっとうれしそうにしてるミク姉にムカついた。なんだこれは。
だいたいなんでその格好に誰もツッコまないんだ。
「ちょっとミク姉、こっち手伝って。」
「あ、うん。ごめんねレン君。」
なにを謝っているのかわからなかったがとりあえず兄ちゃんの視線からは逃れた。
「あ、あの...レン君??」
「ミク姉、俺さ...」
「ミク姉ーーーーっ!!お兄ちゃんがぁぁあっぁぁぁぁぁ!!!!!!パ、パンツぎゃぁぁぁ!」
「え!?何!?どうしたの...」
「待ってよ。」
とっさにミク姉の腕を掴んだ。
「...レン君?」
「もっと...もっと俺のことも見てよ。その...ミク姉っていっつも...に、兄ちゃんのことばっかじゃん...」
「え...」
「さっきご飯入れてた時だって兄ちゃんの帰り心配してたんだろ...」
ミク姉は一瞬ぽかーんとした。
「レッ...」
「...?」
「きゃぁぁぁぁvレン君かわぁぃぃっぃいいいい!!!!v」
「は...え?ちょ、ぐふぉっ!ぐ、ぐるじ...」
「ミク姉..?ってきゃぁぁぁぁ!!お姉ちゃぁん!!ミ、ミク姉がぁぁぁぁ!!!!」
「な、何よ、こっちはもっとたいへ...ってぎゃぁぁぁぁぁ!!!ミ、ミク!?なにしてんのぉ!!私のレンきゅんに!!」
「は..?え、ああ!ご、ごめんねレン君!びっくりしちゃったよね...///」
「い、いや別に...言ったの俺だし...///」
「ちょっと、言ったの俺ってどういう意味よ!何二人とも頬染めてるの!お姉ちゃんは許しません!許しませんよ!」
冗談じゃないぞそんなの。何を考えてるんだこの姉ちゃんは。
「い、いや別にそういうことじゃなくて...ね、レン君??」
「何言ってるの!レン!今日の夜は私の部屋でじっくり話を聞くからね!」
「え、それはやだ...」
「ちょ、どういう意味よ!?」
ご飯を食べながらまだ俺と姉ちゃんがぎゃあぎゃあ言うなか
ミク姉は少し頬を染めて笑いながらこっちを見ていた。
「ごちそうさまでしたー!」
どたどたと皆が自分の部屋に戻っていった。
「...あのねレン君///」
「...?」
「私も...その...レン君にもっと見てほしい///」
「は...?」
「もう...2回も言わせないでよぅ...だから...その...」
「大丈夫だよ...わかってるから。俺も...同じだもん。」
「...///レン君...///」
わかっていたが壁からリンや姉ちゃん、兄ちゃんまでもが覗き見ていたのは
ミク姉には言わないほうがいいだろう。
「それでレン君。」
「ん?」
「なんか視線を感じるんだけど。」
「え...」
終
オチがww
あとがきんぐ↓
甘いのが恥ずかしいのはわかってたけど中途半端なあたりが
余計な恥ずかしさをかもし出すね!これで誰かに感想とかいただけたら
うれしくて感涙ものだよね!悪ノ並に感涙だよね!←
こんなことしてるヒマあったらとっととレイアウトどうにかしろとか言っちゃダメだよ!
ミク姉よくわかんないキャラになっちゃった...失敗テヘッww